THE KERAFFECT JOURNAL

HAIR
PENETRATION
STUDY

毎日のケアだからこそ、髪の内部までどう届くか。

KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MISTの毛髪浸透性を、蛍光標識法を用いて可視化。原料単体ではなく「完成処方」として、毛髪内部への分布を検証しました。

KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MIST
01

完成処方として、
毛髪内部への分布を検証。

KERAFFECTでは、製品に配合する原料単体の性能だけではなく、複数の成分を組み合わせた「完成処方」が毛髪上でどのような挙動を示すのかを重要な研究テーマとしています。今回、Croda Japan R&Tにて「KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MIST」を対象に、蛍光標識法を用いた毛髪浸透性の可視化試験を実施しました。

ケラチン・ペプチドを軸にした処方設計

VK BOOSTER SERUM MISTは、ケラチン・ペプチドを主要な機能性成分として設計しています。

  • オリジナル活性ケラチン KERATEINE®
  • KeraBio™ K31(バイオペプチド)
  • 加水分解タンパク

ひとつの原料だけに機能を求めるのではなく、分子量や性質の異なるケラチン・ペプチドを組み合わせ、ひとつの完成処方として設計することを重視しています。

完成製品そのものを蛍光標識

今回の試験では、蛍光標識試薬「TAMRA-SE」を使用しました。TAMRA-SEは、主にタンパク質やペプチドなどが持つ一次アミノ基と反応し、蛍光標識する試薬です。

VK BOOSTER SERUM MISTの完成製品そのものを蛍光標識した後、ブリーチダメージ毛に10分間処理しました。

原料だけではなく「処方」として考える同じ原料であっても、配合量や他成分との組み合わせなどによって、完成製品としての挙動は変わります。KERAFFECTでは「どんな原料が配合されているのか」だけではなく、「その原料をどのように組み合わせ、完成処方として毛髪へアプローチするのか」という視点を大切にしています。
02

TEST PROCESS

01毛髪表面の余剰成分を
軽く洗浄
02ドライヤーで乾燥し
水分を除去
03毛髪断面を10μmの厚さに
切片化
04蛍光顕微鏡で観察し
内部の蛍光分布を確認
POINT特定の原料だけを取り出して評価したのではなく、VK BOOSTER SERUM MISTという「完成処方」の状態で試験しています。
03

毛髪内部に、
製品由来の蛍光分布を確認。

観察画像では、毛髪断面の外周だけではなく、毛髪内部にもオレンジ色の蛍光分布が確認されました。

蛍光顕微鏡観察 10倍
10×
試験画像 © Croda Group of Companies(許諾使用)。
画像および試験資料の無断転載・複製・改変・再配布を禁止します。
蛍光顕微鏡観察 40倍
40×
試験画像 © Croda Group of Companies(許諾使用)。
画像および試験資料の無断転載・複製・改変・再配布を禁止します。

毛髪表面の余剰成分を軽く洗浄し、乾燥させた後に毛髪断面を観察しています。その状態でも毛髪内部に蛍光が確認されたことから、TAMRA-SEによって標識された製品由来成分が毛髪内部に分布している様子が可視化されたと考えられます。

04

このオレンジ色は、
何を見ているのか?

WHAT DOES THE ORANGE FLUORESCENCE SHOW?

TAMRA-SEは、主に一次アミノ基を持つ成分を蛍光標識します。VK BOOSTER SERUM MISTには、オリジナル活性ケラチン KERATEINE®(加水分解ケラチンなど)、バイオペプチド/ポリペプチド、加水分解タンパクなど、TAMRA-SEによって標識され得るタンパク・ペプチド系成分が複数配合されています。

そのため今回観察された蛍光像は、特定のケラチン1種類だけを追跡したものではなく、ケラチン・ペプチドなどを含む「TAMRA-SEで標識可能な製品由来成分」の毛髪内分布を観察したものと捉えるのが適切です。

一方で、セラミド、コレステロール、油剤、シリコーンなど、TAMRA-SEでは追跡できない成分については、今回の試験結果だけから浸透性を判断することはできません。

試験実施Croda Japan R&T
試験対象VK BOOSTER SERUM MIST
試験毛ブリーチダメージアジア人毛
処理時間10分
蛍光標識TAMRA-SE

観察方法:完成製品を蛍光標識し、洗浄・乾燥後、10μmの毛髪断面を蛍光顕微鏡で観察。

05

「処方設計」という視点。

サロンで使用する処理剤やヘアケア製品を選ぶとき、配合されている成分を見ることはもちろん重要です。しかし、成分名だけでは、完成した製品が毛髪上でどのような挙動を示すのかまでは分かりません。

「毛髪上で実際に何が起きているのか。」

KERAFFECTでは、原料研究・処方設計・完成製品での検証をつなげながら、プロフェッショナルが毛髪と向き合うための製品開発を続けています。これからも可視化・検証を重ねながら、KERAFFECTの処方設計を進化させていきます。

※本試験は、TAMRA-SEによって標識された製品由来成分の毛髪内分布を蛍光顕微鏡で観察したものです。製品に配合されるすべての成分、特定成分単独の浸透、浸透量、または製品の効果・効能を示すものではありません。
※KeraBio is a trademark of the Croda Group of Companies. ※蛍光顕微鏡試験画像の知的財産権はCrodaグループに帰属します。Crodaグループの許諾を得て掲載しています。 試験画像 © Croda Group of Companies(許諾使用)。画像および試験資料の無断転載・複製・改変・再配布を禁止します。