「VK BOOSTER SERUM MIST」の毛髪浸透性を蛍光顕微鏡で可視化

2026-08-24
KERAFFECT RESEARCH REPORT

毎日のケアだからこそ、
「髪の内部までどう届けるか。」

「VK BOOSTER SERUM MIST」の
毛髪浸透性を蛍光顕微鏡で可視化

KERAFFECTでは、製品に配合する原料単体の性能だけではなく、 複数の成分を組み合わせた「完成処方」が毛髪上でどのような挙動を示すのかを、 重要な研究テーマとしています。

今回、検査機関にて 「KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MIST」を対象に、 蛍光標識法を用いた毛髪浸透性の可視化試験を実施しました。

その結果、毛髪断面の表面付近だけではなく、 毛髪内部にも製品由来の蛍光分布が確認されました。

ケラチン・ペプチドを軸にした処方設計

VK BOOSTER SERUM MISTは、 ケラチン・ペプチドを主要な機能性成分として設計しています。

  • オリジナル活性ケラチン KERATEINE®(加水分解ケラチンなど)
  • バイオテクノロジー由来ペプチド/ポリペプチド
  • 加水分解タンパク

KERAFFECTが重視しているのは、 ひとつの原料だけに機能を求めるのではなく、 分子量や性質の異なるケラチン・ペプチドを組み合わせ、 ひとつの完成処方として設計することです。

では、その完成した製品を実際に毛髪へ使用したとき、 製品由来成分は毛髪のどこまで届き、 どのように分布するのでしょうか。

今回、その状態を蛍光顕微鏡によって可視化しました。

完成製品そのものを蛍光標識

今回の試験では、蛍光標識試薬「TAMRA-SE」を使用しました。 TAMRA-SEは、主にタンパク質やペプチドなどが持つ 一次アミノ基と反応し、蛍光標識する試薬です。

VK BOOSTER SERUM MISTの完成製品そのものを蛍光標識した後、 ブリーチダメージ毛に10分間処理しました。

毛髪表面の余剰成分を軽く洗浄
ドライヤーで乾燥
毛髪断面を10μmの厚さに切片化
蛍光顕微鏡で観察

ここで重要なのは、
特定の原料だけを取り出して評価したのではなく、 VK BOOSTER SERUM MISTという 「完成処方」の状態で試験していることです。

毛髪内部に製品由来の蛍光分布を確認

VK BOOSTER SERUM MIST 毛髪断面 蛍光顕微鏡観察 10倍
10倍
VK BOOSTER SERUM MIST 毛髪断面 蛍光顕微鏡観察 40倍
40倍

KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MIST
毛髪断面 蛍光顕微鏡観察

観察画像では、毛髪断面の外周だけではなく、 毛髪内部にもオレンジ色の蛍光分布が確認されました。

今回の試験では、製品を毛髪に処理した直後を そのまま観察したものではありません。 毛髪表面の余剰成分を軽く洗浄し、 乾燥させた後に毛髪断面を観察しています。

その状態でも毛髪内部に蛍光が確認されたことから、 TAMRA-SEによって標識された製品由来成分が 毛髪内部に分布している様子が可視化されたと考えられます。

「TAMRA-SEを用いて、貴社製品を染色する事で 毛髪に浸透する可視化画像を得た。」
― 試験報告書より

このオレンジ色は何を見ているのか?

今回の画像を正しく理解するために重要なのが、 TAMRA-SEの特性です。

TAMRA-SEは、主に一次アミノ基を持つ成分を蛍光標識します。

KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MISTには、 オリジナル活性ケラチン KERATEINE®(加水分解ケラチンなど)、 バイオペプチド/ポリペプチド、加水分解タンパクなど、 TAMRA-SEによって標識され得る タンパク・ペプチド系成分が複数配合されています。

そのため今回観察された蛍光像は、 特定のケラチン1種類だけを追跡したものではなく、 ケラチン・ペプチドなどを含む 「TAMRA-SEで標識可能な製品由来成分」 の毛髪内分布を観察したものと捉えるのが適切です。

一方で、セラミド、コレステロール、油剤、シリコーンなど、 TAMRA-SEでは追跡できない成分については、 今回の試験結果だけから浸透性を判断することはできません。

原料だけではなく「処方」として考える

ヘアケア製品は、ひとつの原料だけで構成されているわけではありません。 同じ原料であっても、配合量や他成分との組み合わせなどによって、 完成製品としての挙動は変わります。

「どんな原料が配合されているのか」

だけではなく、

「その原料をどのように組み合わせ、 完成処方として毛髪へアプローチするのか」

という視点をKERAFFECTでは大切にしています。

今回の試験では、 VK BOOSTER SERUM MISTという完成処方の状態で、 TAMRA-SEによって標識された製品由来成分が 毛髪内部に分布する様子を確認することができました。

これは、ケラチン・ペプチドを主要な機能性成分として 組み合わせてきたVK BOOSTER SERUM MISTの 処方設計を考えるうえでも、興味深い観察結果です。

「処方設計」という視点

サロンで使用する処理剤やヘアケア製品を選ぶとき、 配合されている成分を見ることはもちろん重要です。 しかし、成分名だけでは、 完成した製品が毛髪上でどのような挙動を示すのかまでは分かりません。

KERAFFECTでは、 原料研究・処方設計・完成製品での検証をつなげながら、 プロフェッショナルが毛髪と向き合うための 製品開発を続けています。

「毛髪上で実際に何が起きているのか。」

これからも可視化・検証を重ねながら、 KERAFFECTの処方設計を進化させていきます。

試験概要

試験対象 KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MIST
試験毛 ブリーチダメージアジア人毛
処理時間 10分
蛍光標識 TAMRA-SE
観察方法 完成製品を蛍光標識し、ブリーチダメージ毛に処理。 表面の余剰成分を軽く洗浄・乾燥後、 10μmの毛髪断面を蛍光顕微鏡で観察。
試験結果について

※本試験は、TAMRA-SEによって標識された製品由来成分の 毛髪内分布を蛍光顕微鏡で観察したものです。 製品に配合されるすべての成分、 特定成分単独の浸透、浸透量、 または製品の効果・効能を示すものではありません。
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