毎日のケアだからこそ、
「髪の内部までどう届けるか。」
「VK BOOSTER SERUM MIST」の
毛髪浸透性を蛍光顕微鏡で可視化
KERAFFECTでは、製品に配合する原料単体の性能だけではなく、 複数の成分を組み合わせた「完成処方」が毛髪上でどのような挙動を示すのかを、 重要な研究テーマとしています。
今回、検査機関にて 「KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MIST」を対象に、 蛍光標識法を用いた毛髪浸透性の可視化試験を実施しました。
その結果、毛髪断面の表面付近だけではなく、 毛髪内部にも製品由来の蛍光分布が確認されました。
ケラチン・ペプチドを軸にした処方設計
VK BOOSTER SERUM MISTは、 ケラチン・ペプチドを主要な機能性成分として設計しています。
- オリジナル活性ケラチン KERATEINE®(加水分解ケラチンなど)
- バイオテクノロジー由来ペプチド/ポリペプチド
- 加水分解タンパク
KERAFFECTが重視しているのは、 ひとつの原料だけに機能を求めるのではなく、 分子量や性質の異なるケラチン・ペプチドを組み合わせ、 ひとつの完成処方として設計することです。
では、その完成した製品を実際に毛髪へ使用したとき、 製品由来成分は毛髪のどこまで届き、 どのように分布するのでしょうか。
今回、その状態を蛍光顕微鏡によって可視化しました。
完成製品そのものを蛍光標識
今回の試験では、蛍光標識試薬「TAMRA-SE」を使用しました。 TAMRA-SEは、主にタンパク質やペプチドなどが持つ 一次アミノ基と反応し、蛍光標識する試薬です。
VK BOOSTER SERUM MISTの完成製品そのものを蛍光標識した後、 ブリーチダメージ毛に10分間処理しました。
ここで重要なのは、
特定の原料だけを取り出して評価したのではなく、
VK BOOSTER SERUM MISTという
「完成処方」の状態で試験していることです。
毛髪内部に製品由来の蛍光分布を確認
KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MIST
毛髪断面 蛍光顕微鏡観察
観察画像では、毛髪断面の外周だけではなく、 毛髪内部にもオレンジ色の蛍光分布が確認されました。
今回の試験では、製品を毛髪に処理した直後を そのまま観察したものではありません。 毛髪表面の余剰成分を軽く洗浄し、 乾燥させた後に毛髪断面を観察しています。
その状態でも毛髪内部に蛍光が確認されたことから、 TAMRA-SEによって標識された製品由来成分が 毛髪内部に分布している様子が可視化されたと考えられます。
「TAMRA-SEを用いて、貴社製品を染色する事で 毛髪に浸透する可視化画像を得た。」
― 試験報告書より
このオレンジ色は何を見ているのか?
今回の画像を正しく理解するために重要なのが、 TAMRA-SEの特性です。
TAMRA-SEは、主に一次アミノ基を持つ成分を蛍光標識します。
KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MISTには、 オリジナル活性ケラチン KERATEINE®(加水分解ケラチンなど)、 バイオペプチド/ポリペプチド、加水分解タンパクなど、 TAMRA-SEによって標識され得る タンパク・ペプチド系成分が複数配合されています。
そのため今回観察された蛍光像は、 特定のケラチン1種類だけを追跡したものではなく、 ケラチン・ペプチドなどを含む 「TAMRA-SEで標識可能な製品由来成分」 の毛髪内分布を観察したものと捉えるのが適切です。
一方で、セラミド、コレステロール、油剤、シリコーンなど、 TAMRA-SEでは追跡できない成分については、 今回の試験結果だけから浸透性を判断することはできません。
原料だけではなく「処方」として考える
ヘアケア製品は、ひとつの原料だけで構成されているわけではありません。 同じ原料であっても、配合量や他成分との組み合わせなどによって、 完成製品としての挙動は変わります。
「どんな原料が配合されているのか」
だけではなく、
「その原料をどのように組み合わせ、 完成処方として毛髪へアプローチするのか」
という視点をKERAFFECTでは大切にしています。
今回の試験では、 VK BOOSTER SERUM MISTという完成処方の状態で、 TAMRA-SEによって標識された製品由来成分が 毛髪内部に分布する様子を確認することができました。
これは、ケラチン・ペプチドを主要な機能性成分として 組み合わせてきたVK BOOSTER SERUM MISTの 処方設計を考えるうえでも、興味深い観察結果です。
試験概要
| 試験対象 | KERAFFECT VK BOOSTER SERUM MIST |
|---|---|
| 試験毛 | ブリーチダメージアジア人毛 |
| 処理時間 | 10分 |
| 蛍光標識 | TAMRA-SE |
| 観察方法 | 完成製品を蛍光標識し、ブリーチダメージ毛に処理。 表面の余剰成分を軽く洗浄・乾燥後、 10μmの毛髪断面を蛍光顕微鏡で観察。 |
※本試験は、TAMRA-SEによって標識された製品由来成分の 毛髪内分布を蛍光顕微鏡で観察したものです。 製品に配合されるすべての成分、 特定成分単独の浸透、浸透量、 または製品の効果・効能を示すものではありません。